ドリームタイムについて
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運営理念・運営方針
1.個人情報の保護について
担当させていただきます対象児の個人情報は、「対象児、およびそのご家族にとってのメリットがある」限りにおいて保護される必要があります。また、「対象児、およびそのご家族にとってのメリットがある」限りにおいては、関係者間で共有される必要もあります。
それらのことを踏まえて、療育塾ドリームタイムでは、以下のことを法令に則って運営いたします。
- 使用する目的
療育塾ドリームタイムは、対象児に対して実施する療育指導において、対象児の情報を保護するとともに、必要に応じて他の教育・保育・療育機関との共有に使用いたします。 - 使用にあたっての条件
個人情報の提供は、①に記載する目的の範囲内で、必要かつ十分に行い、情報の提供の際には関係者以外には漏れることのないように細心の注意を払います。また、療育塾ドリームタイムは、個人情報を使用した個人情報を使用したミーティング・相手方・内容などを記録いたします。 - 個人情報の内容
対象児の氏名・生年月日・居住地域・家庭状況等・診断名/障害名・既往歴・発達/発育状態・療育経過など、療育塾ドリームタイムが療育指導を行うために必要な情報、および行ってきた情報を入手、共有いたします。 - その他、対象児、およびそのご家族にとってメリットがあると思われる情報を入手・共有いたします。
※「個人情報」とは、利用者個人及び家族に関する情報であって、特定の個人が識別され、または識別され得るものをいいます。
2.療育指導の基本的スタンスについて
21世紀も2割が過ぎた現在、「療育」という言葉は違和感なく使われる様になってきたことは喜ばしいことでしょう。
しかし、療育という名の元に”ただ通わせてだけ”の事業所もあります。もちろん”そこに通わせているからこそ伸びている&改善してきている”と言える事業所もあります。
その様な中で、「療育塾ドリームタイム」では、以下の5つを軸を大切にしながら取り組んでいきます。
- 「的を射た情報」の入手
お子様が産まれて以降、必ずしも健やかには育ってくれず、親御さんが思い悩む育てづらさについて、あるいは、お子様自身が抱える生きていきづらさについて、それらを「発達のつまずき」として位置づけます。
それらは「××ができない」「△△をしでかしてしまう」の2つに大別できるものです。それらを整理していくために、お子様の生い立ちに始まり今に至るまでの様々な情報を「”この子”を理解するための重要な情報」として入手します。 - 「ウィークポイント」・・・「つまずきどころ」のアセスメント
そこから「なぜ」××できないままなの?や「なぜ」△△しでかしてしまうの?という「なぜ?」を探して(アセスメントして)いく取り組みが第一歩です。
それは、眼の前で見せてくれるお子様の様子や、親御さんの語りに始まる集まってきた情報に「発達的な意味付け」をして(アセスメントして)いく中で見えてくるものです。そこから把握し得たお子様の「つまづきどころ」=ウィークポイントを浮き彫りにして(アセスメントして)いきます。 - 「ストライクゾーン」・・・「発達ニーズ」や「療育ニーズ」の設定
ウィークポイントが見えてきたところで、お子様に必要な「発達ニーズ」や「療育ニーズ」を見定め、「伸ばしどころ」=ストライクゾーンを定めて(=アセスメントして)いくことが次の段階です。 - 「目標」・・・「具体的」&「現実的」&「実用的」なゴールの設定
目標は「方向性」や「方針」、ましてや「非現実的な願いやあこがれ」ではありません。英語で言えば「ゴール」であって到達点・到達ラインです。
お子様のウイークポイントが判り発達ニーズや療育ニーズが見えてきたところで、何をどこまで伸ばしてやれるのかを、お子様のライフステージ(乳児期~幼児期前半~幼児期後半~学齢期前半~学齢期後半~思春期前半~思春期後半~青年期~成人期~)に合わせて設定していきます。
その際の「目標」設定においては、
①具体的であること・・・「到達ライン」が示されていな曖昧な文言は目標失格です
②現実的であること・・・「実現できる時期」が設定されていないと目標失格です
③実用的であること・・・「この子の人生の有用性」がズレていると目標失格です
という条件を満たすべく努力いたします。 - 「ホームレッスン」のアドバイス
この段階まできて初めて「方法」が設定できます。ただ、療育効果を考えると、毎日の取り組みが大切になってきます。そこで、親御さんの了解を得ながらのホームレッスンという取り組みも重視しながら目標を実現していきます。
その際には、親御さんでも実施可能な分かりやすいやり方であるとともに、この親御さんだからこそできる工夫をアドバイスしていきます。
具体的には、
①「分かりやすくて理にかなっている」こと
②多くの「時間をかけない」こと(1プログラムについて3~5分程度)
③多くの「労力をかけない」こと
④多くの「お金をかけない」こと
⑤「発達効果が高い」こと(数ヶ月から遅くとも半年程度で変化が認められる)
を目指していきます。
それは、お子様が抱える発達の様々なつまずきを乗り越えていく支援で、どれだけ優秀な専門家であったとしても「週一回」程度の頻度ではなかなか効果が上がりにくいからに他なりません。ましてや「月二回」程度や「数ヶ月に一回」程度の頻度では、手厳しい言い方をすれば、”焼け石に水”でしょう。
そこで「ホームレッスン」のお話しの繰り返しになりますが、療育塾ドリームタイムでは、毎日の暮らしの中でより健やかな発達を願う意味を込めて、親御さんにも手伝っていただくことを前提に発達支援に取り組んでいきます。
3.療育費とご予約の取り扱いについて
- 「入会金無し」「年会費無し」
一般的な発達クリニックにおいて、一回単価は1万円弱であっても「入会金」や「年会費」がかかるところも多く見かけます。
それそれの経営方針もあるので、その事自体の是非を問うつもりはありません。ただ「療育塾ドリームタイム」では、”とりあえず訪ねてみたい方”にも門戸を叩いてもらいやすくするために、「入会金」や「年会費」のシバリはかけないことにしています。 - 「キャンセル料無し」
またお子様によっては、”てんかん発作”や”心臓疾患”、”喘息”など様々な合併症もあり、当日の数時間前になってキャンセルされる方も多くおられます。さらには、親御さんご自身も”発達障害系?”の特性があり「うっかり忘れ」をされる方もおられます。
そのときに、シバリがあることでの費用の損得感情という負担をかけたくないので、「理由のいかんにかかわらずキャンセル料は取らない」ことにしています。 - 要約すれば、1回ずつ使ってみてその都度「我が子にとっての発達メリット有り」
「子育てしていく上での見通しメリット有り」である限りにおいて、次回もご予約してください、というシステムにしています。ですので、「退会」というシステムもありません。
見通しを持ってお子様の将来を見通すことができれば、わざわざ「療育塾ドリームタイム」には来ずともやっていける、これが最も良い状態なのではないでしょうか。
4.電話相談について/070-6647-9254(木村 順)
- 電話相談は無料です。
「療育塾ドリームタイム」では、当面の間、無料での電話相談を受けております。 - 担当は木村 順(作業療法士)
ただし、現在は施設長の「木村順」が一人で担っております。 - 相談の時間帯
それゆえ、日中のご相談を受ける時間の余裕がありません。これは、日々子どもたちの療育指導に携わっているからだけではなく、土日も含めて現場の先生方の研修会講師で呼ばれていたり、自主的な研究会を開いたりしているからです。
ですので曜日の指定はできないのですが、「夕飯時/19:00~21:00あたり」を狙って、携帯電話/070-6647-9254(木村 順)にお電話してみてください。 - 何度もエントリーしてみてください
電話には「出られるときに出る」ようにいたします。
ただし、初めてかけてみた方の場合、繋がることは稀だと思います。なので1回のみならず何度もかけてみてください。そのうちに1回くらいはヒットしている様です(推定ヒット率は5~10%)。
沿革
1.前史・・・「発達のつまずきを総合的に診てくれる施設」への夢
それは、ドリームタイムが立ち上がる何十年も前のことになります。現在、代表理事をしております私・木村順が、作業療法士のライセンスをとるべく「金沢医療技術短期大学部作業療法学科/現・金沢大学医薬保健学域保健学類作業療法学専攻」の学生をしていたときに遡ります。
とある科目で「リハビリ施設の開設」についての授業がありました。クラスのメンバーがいくつかの班に分かれて新規リハビリテーションフロアー開設や「リハを重視した老人ホームの開設「地域リハを目指したリハ医院の開設」など、おぼつかない知識ではあったけれど、このような施設があったらいいなぁ程度の思いで青写真を作ることが課題になっていたのです。その中で、私が担当したのが「障害児の療育施設」でした。当時といっても現在も大きな違いはないのかもしれませんが。
3ヶ月健診や1歳半健診、3歳児健診はもとより、親が我が子の発達が気になって訪ねた療育センターや大学病院で「診断名」は付けてもらっても、その後のフォローがなされなかったり、例えフォローがあったとしても「歩行できる様になったので、あとは地元の障害児の通園施設を訪ねてください「言語訓練を受けたければ、もう少し着席して先生の話しが聴ける」くらいになってから来てくださいだの知恵の遅れはどうしようもありませんといった「発達を総合的に診(視・観・見)てくれる施設」など、とうてい望める時代ではなかったのです。
結果的に親御さんは「あっちこっちの病院や療育センターをハシゴ」せざるを得なかったのです。ならば、まだこの日本には誕生してはいないであろう「夢」のような施設を作ろう!ということになり「ゆめの学園」を描いてみたのです。もちろん、医療制度ベースにするのか福祉制度ベースにするのかなど、シャバのしがらみは分からずじまいの「夢ものがたり」でしかなかったのですが。時は1984年、私が26歳のことだったと記憶しています。
2.黎明期
1985年、無事に医療短大を卒業し作業療法士として東京に出てきました。そして、勤めた先が「うめだ・あけぼの学園」です。ここはペトロ・ハイドリッヒという神父様が作られた、当時としては画期的な機能、例えば「0歳からの親子通所」をはじめ「OT・PT・ST・心理」といった専門職が常勤していて、モンテッソーリ教育を土台にし療育を展開していく、しかも福祉制度の元で作り上げた型の施設で、日本の早期療育の先端を切り開いた功績は、ご存知の方も多いと思います。
ここでの勤務と併せて、いくつもの「親御さんたちが作る自主療育会」に関わる様になってから、改めて昔の「ゆめの学園」構想が思い出されてきたのです。確かに「うめだ・あけぼの学園」は時代のブランドになっていました。中身があればこそのブランドなのでそれは良いのですが「ありがとうございました」と頭を下げて帰って行かれる親御さんの態度は「地域で開かれている自主療育会」で出会う親御さんとの、それとは違うものでした。
自主療育会の場合、謝金や交通費は親御さん負担です。そこには「私達が雇っているんだ!」という自負があるとともに「ありがたくないときには文句も言える関係」がありました。
そのような思いを積み重ねていく中で「やっぱり『うめだ・あけぼの学園』を出て、、自分で療育ルームを開いてみる!」と決心したのが1997年、当年40歳でした。その年の新年会で「45歳で退職します」と宣言したのでした。
3.離陸期&“療育塾”と“ドリームタイム”という名称の由来
紆余曲折はありましたが、2002年3月に退職し、2年間の準備期間を経て2005年4月に 有限会社として「療育塾ドリームタイム」を立ち上げました。当初は「ゆめの塾」というネーミングにしたかったのですが、1997年1月に産まれた長女 に「ゆめの(漢字名は優芽野)」と平仮名で名付けたので、そのままを使うのは諦めまし た。その後2000年5月に産まれた長男には「トキオ(漢字名は人樹大」と片仮名で名付けたのがきっかけで、ならば意味は違うけれど英語表記にしてしまえ!との勢いで「ドリームタイム」となったわけです。 療育塾とは木村 順の造語です。
その道のエキスパートが集まって作る「総合支援が可能な療育機関」ならば「ドリームタイム学園」でも良かったのでしょうが、あいにくスタートは木村 順ひとりで立ち上げる状況であったことと、当時流行り始めていた「○○発達クリニック」ではなく、もっと親御 さんがお家で取り組める子育て課題を宿題として持って帰ってもらえるような場としてのルームにしたかったので「療育塾」という名称にした次第です。
4.滑空(?)期
なお「療育塾ドリームタイム」は、2017年2月に「有限会社」から「一般社団法人」と して経営主体を切り替え、今に至っています。もちろん、一般社団法人になったからと言って経営上楽になるはずもありません。あくまで、事業の公益性をよりアピールしたかったからです。
療育費としては、当初から「実費」を療育費としていただいております(2019年4月現在、消費税込みで14,400円)。 理由としては、現行の制度もかつての「支援費制度」も、一定の利用者数をこなさなけれ ば経営上成り立っていかないからです。そしてそのための事務作業をこなしていく余裕がないからです。
この4月で15年目を迎える「療育塾ドリームタイム」です。“空滑り”しないように心して子どもたちの発達を支え、親御さんたちのアドバイザーになっていきたいと存じます。
概要
会社名 | 療育塾ドリームタイム |
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代表 | 木村 順 |
所在地 | 〒123-0851 東京都足立区梅田1-2-6 |
TEL | 【固定】
03-3848-7274 【携帯】 070-1253-9254 固定番号で繋がらない際は携帯電話の方にご連絡ください。 |
FAX | 03-3848-7274 |
メールアドレス | info@dreamtaime.jp |
受付時間 | 10:00~17:00 ※完全予約制 |
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